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Column 虎舞

虎舞
神楽、太神楽、鹿踊など…釜石には40種類以上の伝統芸能があります。今回はその中の1つ「虎舞」をご紹介します

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船から落ちんばかりの虎たちの勇壮な舞、にぎやかなお囃子、威勢のよいかけ声。

写真は2015年10月に行われた釜石まつりでの「尾崎町虎舞」です。

虎舞とは釜石の郷土芸能の1つです。虎をかたどったものの中に2人の若者が入り、お囃子に合わせ、虎のように縦横無尽に舞い踊ります。

虎舞の由来は諸説あり、確固たる文章は残っていません。一説として「虎は一日にして千里行って千里帰る」ということわざから、船乗り、漁師が無事に帰ることを念じ、踊った舞が沿岸漁民たちに広がったと言われています。

現在は沿岸を中心に、市内14地区に虎舞を伝承する団体があり、お祭りや郷土芸能祭などのイベントで虎舞を披露します。

虎舞の演目は、地区によって異なりますが、およそ3種類の演目から成ります。

春の日差しを浴び、遊ぶ様子を表現した「遊び虎(矢車)」から始まり、追い込まれ、手負いとなった虎が荒れ狂い、それを気丈な和籐内(わとうない)が1人で仕留める舞「跳ね虎」、笹竹をくわえて踊る「笹喰み」と続きます。

威勢がよく、勇壮な虎舞は、まるで力強い釜石の海の男たちを表しているかのようです。

 

参考:釜石観光物産協会作「郷土芸能 釜石虎舞」